◎十字架はキリスト教のシンボル
イスラム教が三日月をシンボルにしているのと同様、キリスト教にもシンボルがあります。それは、キリストが張りつけにされた十字架です。イギリスの国旗は3つの十字架を組み合わせてできたものなので、十字架には見えづらいですが、これもキリスト教のしるしです。
ドミニカ共和国の国旗には、十字架を描いた上に、真中には聖書の絵を入れてキリスト教の大切さを表しています。
◎十字架の旗の起源は宗教戦争
十字架が旗の中に採り入れられ始めたのは、11世紀?13世紀にかけての十字軍遠征の時代です。これは、キリスト教の聖地エルサレムをイスラム教の手から取り返すために起こした戦争です。敵と味方が入り乱れて闘う中、味方を見分けるための目印として十字架の旗を持ったのがはじまりのようです。
◎北欧の左よりの十字
デンマーク、ノルウェイ、スウェーデン、フィンランド、アイスランドの5つの旗はスカンジナビア十字旗と呼ばれます。北ヨーロッパの団結を示すためによく似たデザインになっています。
元になったのは、デンマークの旗で、13世紀神聖ローマ帝国時代にキリスト教を広めるために使われ始めました。それ以来変更されてなく、今ある国旗の中で一番歴史の古いものです。
旗の十字架の中心が旗竿側にずれているのは、燕尾型にしたときにより美しく見えるようにするためなのです。