◎カントンのある国旗
カントンとは、四隅と訳されます。古代ラテン語で「隅・縁」を意味するカンタムが語源です。
カントンが旗に採り入れられて注目を集める図形の一つになった背景に英国の官用船舶旗や民間船舶旗の影響が大きくありました。
旗用語では、英国の官用船舶旗は、ブルー・エンサイン(青旗)、民間船舶旗は、レッド・エンサインと呼ばれ、これら二旗の現行デザインが採用されたのはユニオンジャックが完成した1810年です。
アメリカ合衆国の星条旗に代表されるように、旗竿側の上部に小区画(カントン)を設けているものでかなり多く見られます。
◎カントンの代表 星条旗
世界中で最もよく目にする国旗が、星条旗(スターズ&ストライプ)です。この旗は、成長を続ける珍しい旗です。
赤は母国なるイギリスを、白いストライプは母国イギリスからの独立を表します。
星条旗は、アメリカ独立宣言をした翌年の1777年に制定されましたが、赤と白のストライプの数と星の数を独立当初の13州にちなんで13としました。
そのあと、州の数が増えるのに合わせて、ストライプと星の数を増やしましたが、ストライプは増やすことができないため13本に定まりました。
1960年にハワイが50番目の州になってから、星の数は50個になっています。